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コンタクトは『アイコンタクト』だけじゃない

アイコンタクトは重要だ。こと、ダイレクトなコミュニケーションを多用するクラウンにとって、ジャグリングやパントマイムより、まずはココから始めたい、というスキルである。

【アイコンタクトは伝えたい思い】
何かを伝えたいーと思う時、人間は自然にアイコンタクトを行う。逆に何かを隠したいとき、不安な時は、相手に真直ぐ目を合わせることが困難なはずだ。(子どもの頃の盗み食いを思い出してほしいー)

何かを誰かに伝えるためにスポットライトを浴びるパフォーマーが、誰とも目を合わせられないのでは、玉の入っていない鈴と同じだ。その演技は相手には響かないー。

【演技としてのアイコンタクト】
クラウンのステージには「おどおどした」「恥ずかしがりや」「だらしない」というボケのキャラクターが頻繁に登場する。彼らはこのアイコンタクトが未熟な状態を「わざと」使う。そう、分かっていて行う。そして必要な際は「もうやめて」と観客が避けるほど、強烈なアイコンタクトを行うのだ。それが演技というものだ。(だよね、ロネ?)

アイコンタクトはつまり、ジャグリングの道具やパントマイムと同じように、必要なスキル・アイテムなのだ。そして素晴らしいことに、視力があるうちは誰にでも使えるという事。

じゃあ、なんでも誰でもいつでもアイコンタクトしていれば良いかといいうと、そう簡単ではない。何にでも程度やタイミングがある。

笑いを提供するクラウンにとって、量と質とタイミングを掴むことは大きな課題だろう。その方程式を自分で見つけ出していかなくてはならないのがクラウンの愉快に苦労する部分だ。それはそれぞれのキャラクターとその日の観客の状況によって異なる場合が多く、「これで正解」という一つの答えが無いからだ。

【アイコンタクトの基本のき】
ただ、これは押さえておきたい。という、いくつかの点は存在する。基本のきでは、それを提案&体験してもらうのが目的なのだ。

〇「ひとり」をみる
 アイコンタクトとは、目を見る事だ。だから、それは相手が個人であることを指す。たとえ目の前に100人のあなたを愛してくる観客がいても、アイコンタクトを行う場合は「ひとり」に絞ろう。

〇「ひとり」に語ろう
 ひとりにしぼったとしてーただ見るだけでは「コンタクト」にはならない。コンタクトの語源は「コン(完全)」「タクト(触れる)」だ。つまりそこには「思い」のやり取りが必要不可欠なのだ。

基本のきでは、ひとまずここまでを理解して、次に進みたい。

【コンタクトはアイコンタクトだけじゃない】
いよいよ本題だ。
パフォーマンスの際は、誰かと目や身体を接触させたり、連携させることを「コンタクトして」というが、実は、相手は人だけじゃない。

そこに椅子があったとしてー椅子にもコンタクトすることが可能だ。
バルーンにも、ジャグリングの道具にも、しおれた花も、紙切れ一枚にも。

さて、それらにコンタクトする、とは、一体どういうことなのだろう?

他にもコンタクトが可能だ。
たとえば、一昨日の夜食べたものー。明日の予定。10年後の自分の生活。推しのアイドルとの妄想デート。
あなたのクラウンのステージを見て大笑いする100人のこどもたち・・・

そう、コンタクトは現実に触れるもの、だけではなく、時空や空間を越えた、creativity「創造力」の世界に属している。

だから、見るだけでは完成されず、「感じること」「思う事」「行動すること」がセットで行われるから自然なものとなるのだ。

いやはや、自然って本当にすごい・・・。
これを「わざと」行えることが「演技力」ということだから、一部の天才を除いて時間がかかるのは仕方ない。
が、ここで怖気づく必要はない。ならば、自然に任せてみるのだ。


【コンタクトのレッスンをしてみよう】
鈴の中の玉を先にみつけよう。つまり、「伝えたいコト」を先に設定してしまうのだ。
そして、それを言葉を使わずに表現し、相手にあててもらうのはどうだろう?そう、ジェスチャーゲームだ。

ええ?そこに辿りつくの⁉ーと、思っちゃった方、侮るなかれ。
犬だって、ゾウだって、キリンさんだって、形を真似るのと、コンタクトして行うのでは雲泥の差がでるのだ。
でも、これはやってみなくちゃわからない♪

さあ、レッツトライ♪
コンタクトの世界へようこそ!

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