本番の当日まで、「どうしてやるって言っちゃったんだろう?」と後悔しながらたどり着いたライブ会場〈YES〉(東中野)。
歌うのは
挑戦曲1曲(ロック)
安心目の1曲(バラード)
歌唱指導2回、週に2回~3回の自主練(各45分)
歌詞は覚えた(譜面、歌詞カードなしでいける)
歌唱はたったの2曲、しかもオープンマイク的な場だというのに・・・
(クラウンライブなら6曲くらい歌うじゃん⁉)
何が違うのか?総武線にゆられながら考える
1.プロバンドの生演奏であること
2.歌いなれないロックというジャンル
3.観客の層が想定できないこと
4.自分のまんまが出てしまうこと
…4だな…
クラウンという職業上、素に近い自分が出てしまうのって、実はすごく怖い
腹が無い、ヒゲがない、となりにロネがいない、頼れるキャラクターがない、わたしゃだれだい?
(ほとんど認知症じゃないか?)
そう、「自分」として歌うことに慣れていない
やっぱり、「役」が必要なんだ…
演技だからこそ、自由にも大胆にもなれるー
歌詞の中の人物になるーも、いいが、
いや、無理、ドラマチック過ぎる…
そんなさ迷い加減でちょっと鬱になりかけながらライブ会場のドアを押す
(なんか、いつもよりドア重…)
会場では他の歌い手のリハーサル中
待機メンバーも数名
みんな緊張しているーちょっと救われる
それだけで「仲間」感が得られる
薄暗がりの会場の片隅にそっと腰を下ろし、リハーサルの雰囲気に身をゆだねる
知っている曲の生演奏ースネアの響きが心地よい
バンド編成はギター(時々ピアノ)、ドラム、ベース
ミニマムでシンプルなサウンドに落ち着きをもらう
さすが、NOAHさん、プロだ…
リハーサルは着々と進められる
いろんなジャンル、人、ステージング…
いや、これ、面白すぎる♥
普通、会う事のない人々が「歌う」緊張にさらされながら対面するのって…こんなにドラマチック⁉と、今更に驚いた。
いや、待て、オープンマイク、とは、本来そういうものなんだ。
(今日のは正確にはオープンマイクじゃないけどね)
そして、歌は、その人の中身を「顕わし」てしまうんだと思う。
で、はたと気が付いた「隠したいもの」は、あるか?
いや、ない
目的は「歌うこと」しかも挑戦曲ー
今日のフォーカスはそこだ
今日の私は「挑戦者」だ
それだけでいい
ココロの奥でロッキーのテーマソングが高らかに響き渡り始めた
おりしもリハーサルの番がまわってきた
リングにあがる心地さながらスタンドマイクに向かう
バンドメンバーの皆さんに挨拶ー
呼吸はまだ上がり気味、大丈夫、まだリハ
ギタリストでバンマスの中畑さんが「最初の音、これでいい?」とエレキをひと流し
音程確認のみで、すぐに歌に入るという、かっこいいけど難しい出だし(なんでこの曲の選んだんだ、と、また自分に突っ込む)
「じゃ、やってみましょうか」のバンマスの一声でいきなり通す
全曲英語歌詞のロックー間違えると、どーにもならないやつ
でも、考えすぎない、練習した通りにやる
練習と違うのは「マイクがあること」
声を吸い取られるような感覚
気をとられるとスピーカーから出てくる自分の声を聴こうとしてしまう
聴かなくちゃいけないのはベース音だ
音程とリズムは一緒にそこにある
挑戦者にはそれが精一杯
だというのに、マイクはスタンドだったりする
動いてしまうと肝心の声が入らない
スタンドマイクは「歌うもの」じゃなく、「食うもの」と意識する
出だしは合わせるー急がない
ギターのリフを確認する作業でもある
ドラムとベースが加わる
一気に背中の圧力が増す
カラオケにはないまさしく「音圧」
ドラムは腰に響き、ベースが背骨を上下する、ギターはもう一つの歌のように鮮やかに展開する
で、歌、である
1曲目 ロック
入りはまあ、OK
歌い出しーうん、大ジョブ
中間の高音部、あ、力はいっちゃった(汗)
歌詞、ちょっと間違えた…
ラスト あ、もうおしまい
2曲目 バラード
あ、声、ようやく出てきた
やべ、歌詞間違えた…
あ、もうおしまい
リハはたぶん10分以内だったと思う
反省多数ー
でも、ライブハウスのマスターから「すばらしい…」とお声をかけていただいた瞬間、挑戦者に勇気の灯がともった
さあ、本番!
エイドリアーンのステージとなるか、次回記事を乞うご期待
【G歌の日々】リハーサルにて

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