ロネとジージの怪我と、それにともなう公演中止についてご報告です。
まず、インド・ツアー中の9月30日の公演で、ロネが負傷したことをご報告します。
昼の回のフィナーレの終わりに約2mの高さのステージから転落し、全身打撲、両膝の捻挫、肩腱損傷、肋骨3本の骨折という怪我をしました。ステージの構造上、客席からはほとんど見えなかったのでお客様には気づかれずにすみ、救急搬送された病院で検査を受けました。死亡事故、半身不随でもおかしくない状況のなか、上記の程度の怪我で済んだことは本当に本当に不幸中の幸いでした。
本来ならばすぐに帰国、となるところですが「7時間以上のフライトはできない」という医師の診断で、もともとのスケジュール通りインドに滞在することになりました。受傷後、数日間を安静にしていたこともあり、帰国する頃にはゆっくりであれば自分で歩けるようになっていました。
帰国後の、11月3日の祇園ライブ、11月11-12日の多賀ライブは、ロネの回復に合わせて演出を変更し予定通り開催することができました。
東京に戻ってからは、11月25日の東近江市芸術文化祭での公演に向けてのリハーサルがありました。その最中に、今度はジージが怪我をしてしまいました。もともとのショーの構成を、ロネの怪我をジージがカバーしながら進行するように演出を変更したため、そのリハーサルの最中での怪我でした。
医師の診察とレントゲンにより、左中足骨2カ所の骨折と診断され、ギブスで固定し2~3週間は安静にという状況です。
本番まで1週間、ロネとジージのふたりともが通常通りの歩行や動きができないという状況になってしまったわけです。週末の怪我ということもあり、何とか実施できる方法を模索しました。松葉杖で演技をする、車椅子でジャグリングをする、などどれもアイデアとしては悪くないのですが、おもしろく滑らかに演るには稽古時間が必要です。それには時間が足りず、演技のクオリティが下がってしまう、そういうステージをお見せしていいのか、ということで、さんざん悩んで、月曜日に、東近江市芸術文化祭の実行委員会に連絡を入れて怪我のこと、現在の状況をお伝えしました。
今回の11月25日の公演は中止になりました。(来年に延期になる可能性も検討していただけるようです)
関係者およびすでにチケットをご購入いただき楽しみにしていてくださった皆様には、ご心配とご迷惑をお掛けしてしまう結果になってしまったことを深くお詫び申し上げます。本当に残念です。
クラウンに怪我はつきものです。今回の怪我も、完全回復までには数カ月を要しますが、今後、なるべく早く復活できるようにリハビリにも努めていきますので、ご理解とともに見守っていただけましたら幸いです。
何卒よろしくお願いいたします。
なお、12月1日以降の催しについては変更はありません。
クラウン劇団OPEN SESAME ロネ&ジージ