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「思いこみ」は不安からやってくる

クラウンの作品は、基本、自作自演。自分で台本を書き、自分で演じる。この時、絶対に必要なものは「客観性」。自分を外側から見られる感覚。もしくは、それを想像できる身体感覚。

いわゆる「センス」というあれだ。

「あの人センスいいよね。」とか「センスが生かされたデザインだ。」という場合、作者のイメージが受け取り手の「好き♥」スイッチを押せたということになる。

一部の天才をのぞいて、他者のスイッチを押せる「イメージ」を具体的に表現できるようになるには、相当の経験とスキルの向上が必要で、なおかつ「思い込み」に陥らない、自分へのストイックな視線が必要だと考える。

そう、それが創作の客観性だ。んがーそんなもの、一朝一夕につくもんじゃない。だから「演出」という外側から作品を見る役割が必要になる。

「演出」はどこに問題があるかを見極め、解決策を提示する。もしくはより良いアイディアを提案する。時々、王様のような振る舞いをする「ザ・演出家」がいるが、それこそ客観性を失った支配構造だ。創造空間では、常にクリエーティブな空気を保つことが肝心なのだから!

ロネとジージの創作現場には残念ながら演出専門の担当者はいない。もっぱら、ジージが作品を書き、二人で動きを考え、最終的にジージがまとめる。(なので、演出Gigiとなる)

問題をみつけるためには、ビデオチェックが今のところ最良。動きを合わせるか、ズラすか、スピードやリズム、テンポなどの食い違いをそれぞれの感覚のなかだけで話すと、ケンカになるこも・・・。(アドレナリンが出てるしね)

なので、とにかくビデオ撮りでチェックーこれなら観客の視点でチェックができるので、問題解決が早い。

「思い込み」と「ご都合主義」は表現を観客から閉じてしまう。その要因は「不安」だ。観客への、経験不足の、スキルが未熟であることのー様々な不安に対する防衛が、「思い込み」を発生させる。(そういうコトを山ほど経験してきたさ~)

自作自演であるからこそ、責任を抱えてしまいやすい。けれど、クラウンの表現というものは、自分と観客の間で創られるものだ。不安を握りしめている手では、相手と握手することはできない。

「思い込み」を手放すには、客観性を獲得する工夫とスキルの向上、稽古を重ねる事ーこれしかない。

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