クラウンの稽古場にないもの
時間と スペースと 静けさ
無いもの:時間
時間はいつだって足りない
1年あっても、結局は本番前の2週間で追い込みになる
永遠の謎である
謎のまま打ち上げをし、次の企画にルンルンとすすんでしまうのだから、仕方がない
たいがいが「ま、いっか~」と見切り発車気味なのだ
そしてまた峠越えさながらの2週間にぶちあたるという
人生に「反省」というページがが欠けている、楽しいコトが大好きな人種である(困ったもんだ)
無いもの:スペース
スペースは譲り合い、侵食しあう
恐ろしい事に、ここに声掛けは無い
「ここまでならいいかな~?」「いいよね?」「もう少し…」「ちょっとあっちいって」
そんな空気を読みつつ、自分の稽古スペースを確保する
上座や下座はなく、可動式ミラーは必要なメンバーの為に部屋の中をかけめぐる
たぶん、稽古の成果が一番表れているのがこの、「空間への気配り」だと思う今日この頃(いや、もっとあるだろう、他に…)
無いもの:静けさ
稽古場が静かになるのは稀だ
BGMが流れているか、楽器の演奏か、歌か、台詞、ジャグリングの落下音、そして、おしゃべりとー
ひとつ、もしくはいくつかが同時に鳴っている
フリーな稽古では、メンバーはお互いの稽古内容を読みながら進めていく
誰かがバイオリンを弾いているなら他のメンバーはジャグリングやストレッチというふうに
間違ってもセリフを覚えてるメンバーにおしゃべりしかけたりしない(ロネ以外は…)
が、稽古の合間は常にどーでもいい会話で埋め尽くされ、しょーもない笑いで常に身も心もユルユルである
だから…
そんな稽古場に居合わせたとあるダンス経験者が驚いてた
「クラウンの稽古場、にぎやかすぎる・・・」
「泣いている人がいない・・・」
それって、「うるさい」「いいかげん」という意味だったかもしれない
が、これを超・褒めコトバ!と思ってしまうのがクラウンという人種である
あるもので間に合わせる
それを楽しむ
だって、しょーがないじゃん!
と、開き直る
さあ、今日も残り時間で何しよう?

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