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Sen Arimaレポート 演劇「新撰組余話 風神の剱」@ひの煉瓦小ホール

日野駅からホールまで徒歩20分♥
東京とは思えない自然の香りに癒されながら劇場へ…日常から逃げられる~♡♡

この日は、日野市あげてのイベントで「新撰組まつり」が催されており、そのいっかんで、友人の出演する舞台が1日だけの公演を行っていた。

作品は沖田総司はじめ、新撰組を題材としたファンタジー時代劇♪
女性だけで行う演技は宝塚テイストで、三味線の演奏もあれば立ち回りと、90分のストーリーはシンプルな舞台美術の中でスピーディーに展開していく。

役者はプロではなく、他にお仕事をしながらのチーム。
時間のない中でも表現を続けている、その情熱に、まずは拍手!!!
おそらく、時間も資金も無い中で、演劇大好き、新撰組love!の情熱がチームを引っ張っているんだろうな、と。。。

●気になったこと①
ただ、ちょっと気になったのは演じ手さんたちの「動き」が固かったこと。
セリフに力が入りすぎていて、カラダが固まってしまっているように見えた。

小道具や美術がほとんど無いので、手持ち無沙汰になってしまう。
そのため、台詞に集中しすぎてしまう。つまり、力が入る。
立ち位置を変えるなどで工夫するも、不要な立ち位置の交代が増え、かえって動きの意味が軽くなってしまう。

こういった問題を解決するのは、そんなに難しくない。
(ご興味があれば「続き」の●提案をご覧ください♡)

●気になったこと②
さて、作品後半でひとつ「謎」があった。
風を操る不思議なチカラを持つ男が、なぜ沖田総司と闘おうとしたのか?だ。
総司との出会いが彼の心に変化を起こしたのなら、その瞬間を観客と共有してほしい。

命の意味が違った時代の価値観を、もっと伝えてもらえたら、すんなり受け止められたのかもしれない。
そして、作り手さんが、沖田総司を超えてオリジナルなキャラクターを創り出すことと、演じ手さんが演技の向上に向き合った次の舞台を楽しみに待ちたい。

演劇大好きという情熱のチームワークが今後も続きますように!

●提案
ここで、押しつけがましく提案を考えてみるー(興味の無い方は読み飛ばしてね♡)
この場合、仕事を見つけると問題が解決しやすい。
仕事とは、「その場所でやるべき事」

武士なら、薬屋なら、妊婦ならその場で行う仕事があり、その仕事をしながらセリフを言ってみる。
無対象の所作でいい。
すると立ち位置が決まり、身体の力が抜けて、声も出しやすくなるハズ。

無対象の場合は、そのシーンはどこに何があるのか?を全員で把握する必要があり、
そのために簡単な舞台図を共有しておくと更に演じやすくなる。

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