クラウンがレッスンをするのはやっかいだ
まず、何をしたら良いのか選択するのが難しい
やることがあまりにも多く
そして最適な情報はあまりにも少ない
いや、クラウンを始めたばかりの頃(数十年前)よりははるかに良いのは確かだーが、クラウンと検索すると、なぜか「キラー・クラウン」の恐ろし気な画像に出くわしてしまう…
(そしてピエロと変換される…(´;ω;`))
クラウンの日々のレッスンは、そのクラウンの特性によって全く異なる
ひたすらジャグリングを行う修行僧タイプ
アクロバット系の冒険タイプ
小道具に凝りまくる職人クラウン
音楽と生きるミージッククラウン
パントマイムやマジックを駆使するテクニカルタイプ
中にはレッスンが必要ない、という「ツワモノ」も存在する
そして本番までは誰もがコツコツとひどく地味に完璧を目指すー
ツワモノ以外は(因みにツワモノはビールが大好きである)
クラウンたちは既存のレッスンを繰り返しながら、「オリジナル」作品という命題をクリアーしなくてはならない
これはもう、錬金術のようなものだ
だから、誰かの素敵なアイディアやスキットの発明を見ると、ものすごく羨ましくて悔しくて、そして「すげえ!」となるー
そのひらめきを支える稽古の地味さと長さを良く知っているからだ(ツワモノ以外はー)
そして、「♥」なスキルやアイディアはこっそり真似をし、参考にはするが、本番で同じこと(まんまのパクリ)は絶対にしない
オリジナリティを探し続けるクラウンたちにとって、それは帽子と間違えてパンツを頭にかぶって往来を歩くような「恥」なのだ(なんだこのたとえ?)
それでもー誰かの素敵なアイディアや表現は、「好き♥」と受け止めた者の深層心理に無意識に組み込まれる
そして長く地味な稽古の合間に、形を変えて現れる
クラウンの作品はそうやって長い時代を消えたり現れたりしながら「好き♥」の潜在意識によって紡がれてきたのだ
クラウンたちの多くは、そんな地下水脈に通じている
ツワモノも例外ではない
そんな水脈を掘り当てようと、クラウンたちは独自のレッスンを身につけていく
その紆余曲折の軌跡こそが「クラウンそのもの」だと思えてならない昨今ー。
ああ、ビールが旨い…♡

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